分析
2023.05.01
サイトの成果改善に欠かせない「定量分析」と「定性分析」とは?
目次
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Webサイトは現状把握と改善を繰り返しながら、成果を求めていかなくてはなりません。
その際、「現行のWebサイトにどのくらいのユーザーが訪れているのか」「直帰率や離脱率が高い原因は?」など、現状分析には「定量分析」と「定性分析」が役立ちます。
定量分析と定性分析、それぞれの特徴と活用方法をご紹介していきましょう。
Webサイト改善に役立つ「定量分析」と「定性分析」とは?
Webサイトの現状を把握し、問題点を洗い出すには「定量分析」と「定性分析」といった2つの側面から見ることが大切です。
まずは、それぞれの違いについて解説します。
定量分析
定量分析とは「数値データ」を元に行う分析のこと。PV数やセッション数を可視化できるGoogleアナリティクスをはじめ、数字で回答する選択式のアンケート調査など、数値として出てきた結果をベースに行う分析を指します。
数値で表れる特性上、誰が見ても同じように理解でき、正確な割合や分布を確認することができるのが定量分析のメリット。
しかし、あくまで数値的な事実を分析するため、顧客や市場のニーズなど数字では表せられない心情や思考などを探ることはできません。
広く・浅く分析することに適していますが、原因や理由を深く追究することが不向きであるといえるでしょう。
定性分析
定量分析とは「数値データ」を元に行う分析のこと。
PV数やセッション数を可視化できるGoogleアナリティクスをはじめ、数字で回答する選択式のアンケート調査など、数値として出てきた結果をベースに行う分析を指します。
数値で表れる特性上、誰が見ても同じように理解でき、正確な割合や分布を確認することができるのが定量分析のメリット。
しかし、あくまで数値的な事実を分析するため、顧客や市場のニーズなど数字では表せられない心情や思考などを探ることはできません。
広く・浅く分析することに適していますが、原因や理由を深く追究することが不向きであるといえるでしょう。
定性分析
「質的データ」を元に行う分析を定性分析といいます。定量分析が数値を基準とする一方、定性分析ではインタビュー、記述式アンケート、現地調査など、ユーザーの心情・思考を読み解きます。
抽出したサンプルに対して狭く・深く分析を行うため、顧客や市場のリアルなニーズを具体的に知ることができるのがメリットで、よりユーザーに寄り添った改善案を導き出すことができます。
また、定量分析ではサンプル数が多数必要となるものの、定性分析ではサンプル数が少なくても一貫した傾向を掴みやすい傾向があります。
しかし、データが数値ではない以上、分析の見方によっては認識が異なる場合があり、正確な割合や分布の確認には向いていません。
Webサイト改善の際は、どちらか一方だけで分析を行うのではなく、定量分析と定性分析の両側面から見ていくことが欠かせません。
「定量分析」と「定性分析」の結果をサイト改善にどう活かす?
Webサイトの改善を目指すには、定量分析と定性分析の両方を行い、数値的な面と心情的な面から立体的に評価し、より良い改善案を練っていきましょう。
一般的に、定量分析はGoogleアナリティクスをはじめとしたアクセス解析ツールで行い、定性分析にはマウスやクリックの動きなど、ユーザーの動作を可視化できるヒートマップなどのツールが有効といわれています。
それぞれの分析から得られるデータを振り返りながら、改善案への活かし方について見てみましょう。
定量分析のサイト改善への活かし方
Googleアナリティクスなどを活用して定量分析を行えば、PV数、ユニークユーザー数、検索キーワード、平均滞在時間など、Webサイトの全体的な利用状況を数字で把握することが可能です。
具体的には、CVの多いページを把握したり、直帰率や離脱率が高い原因を探し出したりすることで、それに対応する改善点を探ることができます。
結果としてSEO対策やリスティング広告などのWEB広告、つまりはデジタルマーケティング全体の費用対効果改善に繋げることができます。
しかし、得られるデータは基本的に過去から現在までの期間に限られるため、今後どのようにユーザーにアプローチすれば良いかを把握するのが難しい面は否めません。
定性分析のサイト改善への活かし方
定性分析を行うことで、ユーザーニーズの深堀りなど、数字では測れない心情面の理解が可能です。
例えば、ヒートマップを分析して自社が意図した通りにユーザーが動いてくれているかどうかを確認したり、アンケートを実施して具体的な意見を拾ったりすることで、よりユーザビリティを意識したWebサイト改善を進めることができるでしょう。
ただし、集まった結果をどのように認識するかには個人差が生じます。
Webサイト改善に取り組む際は、最初にゴールを設定し、現状を把握したうえで、発見した問題点をひとつずつ改良していく必要があります。
上記の通り、性質の異なる定量分析と定性分析の両方を活用することによってボトルネックを探し出すことができるでしょう。
改善のための仮説を立てて実際の検証を繰り返すことで、問題点を解消しながら、より高い成果を期待できるWebサイトを作り上げていくことができます。
「WEB改善推進プラン」なら定量分析と定性分析を通じサイト改善をサポート
ご紹介したように、Webサイトの改善には定量分析と定性分析の2つの方法で現状を把握し、改善案を練るという流れが欠かせません。
しかし「アクセス数を増やしたい」「CVRを高めたい」などの目的を達成するには、実施する改善案に成果が見込めそうかどうか、しっかりと仮説を立てる必要があり、自社では難しい現実もあるでしょう。
デジメーションの「WEB改善推進プラン」をご活用いただければ、定量・定性の観点から分析を行い、Webサイトの改善を実施します。コンテンツマーケティングやSEO対策、WEB広告などで検討されている際には、ぜひご相談ください。
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早川 勉
デジメーション株式会社 シニア・アソシエイト
WEB広告代理店に入社し、主に西日本エリアのメディア担当として大手から地場企業までを広くサポート。アクセス解析やデータ活用を中心に効果改善を図る。