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2024.07.30
デジタルマーケティングにおけるトリプルメディアとは?メディア連携から考えるブランド戦略
目次
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ペイドメディア、アーンドメディア、オウンドメディアの3つを組み合わせた「トリプルメディア」が重要視されています。
そもそも、これらのメディアは何を指し、どのような特徴を持っているのでしょうか?
今回は、それぞれのメリット・デメリットを踏まえた連携戦略の利点について解説します。
トリプルメディアとは?3つのメディアの特徴を理解しよう
「トリプルメディア」とは、
・ペイドメディア
・アーンドメディア
・オウンドメディア
といった3つのメディアをまとめた総称です。
Webマーケティング上で広く使われているフレームワークの一種です。
ペイドメディア
「支払われた」を意味するペイド(paid)の通り、広告費用を支払う既存のメディアを指します。
テレビ・ラジオ・新聞といったマス広告、リスティング広告・バナー広告(ディスプレイ広告)・Facebook・インスタ広告など、不特定多数のユーザーに向けた広告媒体の総称です。
アーンドメディア
「得る」「受ける」といった意味を持つアーンド(earned)メディアとは、Facebook、Twitter、Instagram、LINEなどのSNS(ソーシャルメディア)のこと。
ユーザーとの双方向のコミュニケーションを通じて信頼や評判を得ることから「アーンドメディア」と呼ばれています。
オウンドメディア
オウンド(owned)とは「所有する」の意味。
文字通り、企業自らが所有し、運営するメディアを指します。
一般的なブログ形式のほか、メールマガジン、パンフレットなどもオウンドメディアに含まれます。
昨今のWebマーケティングでは、これら3つの異なるメディアの特徴を理解し、連携させ、活用していくことが求められているのです。
トリプルメディアそれぞれの役割を明確に!連携戦略のポイント
トリプルメディアを上手に連携させるには、第一にそれぞれのメリット・デメリットを知っておくことが欠かせません 。
ペイドメディアのメリット・デメリット
ペイドメディアの魅力は、何といってもそのダイナミックな宣伝力。
幅広いユーザーが訪れる大手媒体に配信すれば、短期間で高いエンゲージメントが期待できます。
一方、デメリットとしてはコスト面が挙げられます。
的確なターゲティングに基づいた広告配信がペイドメディアの成功を左右すると言っても過言ではありません。
アーンドメディアのメリット・デメリット
膨大なコストをかけずにユーザーとコミュニケーションできるほか、口コミや拡散といったユーザー間のアクションも期待できるのがアーンドメディアのメリット。
しかし、発信がユーザーに委ねられている特性上、情報をコントロールするのは非常に困難です。
炎上したり、信頼を失ってしまったりする可能性も懸念されます。
また、短期間での成果に結びつきにくいため、継続的な運用が必要です。
オウンドメディアのメリット・デメリット
Googleが良質なコンテンツを評価し始めたり、ユーザーが能動的に情報収集を行い始めたりといった時代の変化から盛り上がりを見せているオウンドメディア。
質の高いコンテンツを発信することで、まだニーズが明確でない潜在層にアプローチしつつ、長期的な関係性を築いていくことができます。
一定期間で終了するWeb広告に比べ、コンテンツを自社の資産として蓄積し、半永久的に集客し続けることができるという点も大きなメリットです。
デメリットとしてはサイト訪問数やエンゲージメントにつながったりといった効果を実感するまでに時間がかかることが挙げられます。
このようにペイドメディア・アーンドメディア・オウンドメディアは、それぞれメリットとデメリットがあります。それぞれの良さを活かしつつ、弱点を他で補うのが連携戦略では理解して実行していくことが重要です。
特にそれぞれの役割を明確にして運用することがポイントです。
>オウンドメディアのメリット・デメリットについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
ペイドメディアの役割
認知を得る
テレビ・新聞・Webなど、幅広いユーザーの目に止まるペイドメディアに広告を配信することで見込み顧客を得ることができます。
ブランドや商品・サービスの認知が得意なペイドメディアの力を借りれば、より多くのユーザーにアプローチすることができるでしょう。
アーンドメディアの役割
ファンを育てる
アーンドメディアを活用し、市場のトレンドを調査したり、ユーザーのニーズを掘り出したりしましょう。
ユーザーとの交流を通じて自社のファンを増やしたり、インフルエンサーの力を借りてPRしたりと、ユーザー目線での多彩なアプローチが可能です。
またオウンドメディアのコンテンツを拡散させたいときにもアーンドメディアは効果的です。
オウンドメディアの役割
潜在層にアプローチ
ペイドメディアから流入したユーザーだけでなく、それではアプローチできない潜在ユーザーに向けて価値の高いコンテンツを発信できるのがオウンドメディアの強みです。
自社のブランドや商品・サービスについてより深く、じっくりと魅力を発信していきましょう。
上記のように、マスに向けたペイドメディアでユーザー認知を得て、アーンドメディアやオウンドメディアでより深くアプローチするというのがトリプルメディアの理想的な連携です。
具体的なイメージ例としては、
①ユーザーがWeb広告で新商品の存在を知り、詳しく知りたいと思ってオウンドメディアにアクセス。
②オウンドメディアで商品の魅力を理解するものの、購入する前に実際の購入したユーザーの口コミや世間の評判をアーンドメディアであるInstagramのハッシュタグで検索し、その情報を参考にしたうえで、実際に購入するといった流れが考えられます。
このように、商品・サービスの認知から購買までをスムーズにしたり、1つのメディアが取りこぼしたユーザー層や情報を残りのメディアでカバーするなどを網羅的に連携することができれば、継続的な成果につながっていき、ブランドとして醸成されていくのです。
トリプルメディアを活用すればWebマーケティングの質が高まる!
ペイドメディア、アーンドメディア、オウンドメディアの3つの異なる特性を生かし、有機的に連携させることでWebマーケティング活動全体の質が高まります。
自社がコンテンツを発信できるオウンドメディアを主軸に、ペイドメディアやアーンドメディアも活用しつつ取り組んでみましょう。
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川合 陸登
デジメーション株式会社 アソシエイト
大学では機械工学を専攻していた理系卒マーケター。
WEBプロモーション会社での職務経験と数字への強さを活かして、クライアント様の売上拡大に従事。ECサイト・スタートアップ企業様のSEO対策やサイト制作を専門に請負う。