KnowleDge週刊号　No.34

KnowleDge週刊号では、広告業界の変動や各媒体に関する活用法やニュースに関しての、新しい情報を皆様にお届けします。（2023年8月24日時点）

業界ニュース

Google

IAB TCF 要件を満たしていないウェブ・アプリのパーソナライズド広告枠に入札不可に

Google広告をEEA（欧州経済領域）または英国のウェブ・アプリのパーソナライズド広告枠に配信する際は、
 IAB TCF の使用が義務化されました。

IAB TCF（透明性の同意要件）の詳しい要件についてはこちらをご覧ください。
詳細ページ：https://iabeurope.eu/transparency-consent-framework/

広告ニュース

Meta

音楽制作AIツール「AudioCraft」をリリース

テキストベースの入力で音楽やサウンドを作成できるAIツール「AudioCraft」をオープンソース化

AudioCraftは、MusicGen、AudioGen、EnCodecと呼ばれる3つのモデルの集合体。
オープンソースで、オーディオ用の生成AIを誰でも簡単に利用できるようになりました

3つのモデル
MusicGen：テキスト入力を受けて音楽を作成
AudioGen：足音や犬の鳴き声などの効果音で音楽を作成
EnCodec：品質を落とすことなくオーディオファイルを圧縮・解答し、簡単に共有するためのツール（品質担保）

動画広告CV計測：エンゲージビューについて

動画広告の新たな測定方法

動画広告のパフォーマンスの新たな測定方法になります。
スキップ可能な動画広告を配信した際に、ユーザーが10秒視聴（10秒未満動画であれば全体の97％）したとき、エンゲージビューのアトリビューションとしてカウントされます。
その後動画広告を視聴して、24時間以内に発生したコンバージョンを測定することができます。

設定方法は以下をご参照ください。
公式：　https://www.facebook.com/business/help/1055388958765938

Google

ファインド広告からデマンドジェネレーションへのアップグレードについて

そもそもファインド広告とは？
ファインド広告とはGoogleが提供するサービスの中でも特にユーザー数の多い、Youtube・Discover・Gmailの広告枠に配信できるディスプレイ広告（画像+テキスト・動画+テキスト）のことです。

Google/Ipsosの調査によると、消費者の3人に1人がファインド広告で特に購入する気がなかった商品を購入したと回答しております。

そのファインド広告が新たにアップグレード

ファインド広告以上の高いパフォーマンスが期待できる、
デマンドジェネレーションについてのアップグレード機能を、いくつかご紹介いたします。

▼1つ目は、露出面についての追加です。
　従来のファインド広告ではなかった、「Youtube short・インストリーム」が追加されました。
▼2つ目は、クリエイティブ面です。
　画像や商品フィードに加えて、動画の設定が可能になります。
▼3つ目は、入札戦略の追加です。
　従来は「コンバージョン」を最適化対象になっていましたが、クリックを最適化対象とする入札戦略が追加
▼4つ目は、ターゲティングです。
　「類似セグメント」というオーディエンス作成機能が追加されます。
　これを利用すると、自社の既存顧客やウェブサイト訪問者などのユーザーに類似した、潜在顧客にリーチ
　することができます。

アップグレード時期
2023/8月～　　ベータ版
2023/10月～　すべての広告主が利用可能（連絡の必要あり）
2024/1月～　　すべてのアカウントキャンペーンが自動的に移行

LINE

LINEポイントクラブ面に新たな広告表示枠が追加

LINEポイントクラブ面において、カルーセルが表示される枠が追加されました。

LINEポイントクラブとは？

LINE株式会社が提供する、サービスの利用やショッピングでポイントを貯められるサービスになります。
貯まったポイントは、LINEサービスやLINE Payの支払いに使えます。

参照：https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2020/3217

TikTok

類似オーディエンスについてのアップデート

類似オーディエンスを作成する際に、そのもとになるオーディエンスの最小サイズが
1000⇒100に緩和されました。

【効果】
このアップデートで、より少ないオーディエンスでも類似オーディエンスを使用できるようになりました。