KnowleDge週刊号　No.26

KnowleDge週刊号では、広告業界の変動や各媒体に関する活用法やニュースに関しての、新しい情報を皆様にお届けします。（2023年6月27日時点）

広告ニュース

Google

商標に関するポリシー更新について

商標に関するポリシー更新が行われる予定です。
概要として、商標権侵害の申し立ては、更新前の「商標権所有者の業種に属するすべての広告主に対するもの」から、「特定の広告主や広告いずれか、またその両方に対するもの」に限り処理される方針に変更されます。既存の商標使用に関する制限は新しいポリシー適用システムへの移行に伴い12～18ヶ月以内に段階的解除になります。
この更新の影響によって各指標（imp、Click、CTRなど）が増減する可能性があります。

参照　https://support.google.com/adspolicy/answer/13594188

小売業界　事例紹介

株式会社セブンイレブン・ジャパン事例
株式会社セブンイレブン・ジャパンでは、画一的なマスマーケティングが限界を迎えたとし、個店別でより詳細な対応が求められました。そこで、「セブンイレブンアプリ」を用いて、利用者の興味関心やインサイトを把握し、より緻密なマーケティングを試みました。

そこでは、ユーザビリティの改善、データや施策基盤の整備、構築（ID-POSデータとGoogle広告アカウントの連携）や、それをもとにしたデジタル広告やクーポンの個別配信などで、購入回数や単価を高めてLTVの最大化を図ることができました。

株式会社明治　事例
ベトナムへのチョコレート菓子の販売拡大の取り組みについてご紹介いたします。
明治は、海外進出の強化を図るために、Googleと連携し現地の代理店を利用せずに、国内の本社主導でマーケティング戦略を実行しました。
まず、ベトナムではYouTubeの利用率が高く、視聴率の長さも世界の上位５か国に入るため、YouTube広告を活用したブランディング施策を行いました。

詳細として、６秒のバンパー動画（リーチ拡大）と長尺のTrueViewインストリーム広告（小売店への来客を促すメッセージ訴求）を対象の小売店の半径5㎞のYouTube視聴者に配信しました。
その結果、一部商品で最大310％伸長でき、ブランド認知では業界トップの伸び率を確認できました。

参照　https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/marketing-strategies/app-and-mobile/retailmatters/

Meta

インスタントフォームに新機能が導入

インスタントフォームに「条件付きロジック」の新機能が追加されました。

条件付きロジックを使用すると、ユーザーの質問回答に応じて、次の質問やLPをリアルタイムで更新し、特定のLＰへ誘導が行える機能になります。カスタマイズされた情報を収集し、基準を満たさないリードをフィルターし、リードを適正なLPに誘導することができるため、コンバージョンを促進することができます。

カスタムイベントの新たな認証要件について

Metaプラットフォームにカスタムイベントを送信する際に新たな認証が必要になりました。

対象
・Metaピクセル・コンバージョンAPI・アプリイベントAPI等で送信されたカスタムイベントタイプ
対応項目
・自動認証については対応不要
・手動認証については、Slackの相談箱からワークフローでメディ戦へ依頼が必要（23/10/30までに対応）

Facebookフィードでの「複数広告主の広告」機能の導入

Facebookフィードの新しい広告製品として「複数広告主の広告」の提供が開始されました。

概要
複数広告主の広告とは、ある商品やビジネスに興味を示したユーザーに対して、関連した商品やサービスをカルーセルフォーマットを用いて表示する広告ユニットです。複数の商品やサービスを、ユーザーに届けることで、商品比較ができるようになります（ユーザー目線）

配置場所

• Facebookフィード
• Facebook Watch
• Facebookストーリーズ
• Instagramフィード

参照　https://www.facebook.com/business/help/1024826868233885

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。
これからも、KnowleDge週刊号で最新の媒体情報や業界のニュースを発信していきますので、
引き続きよろしくお願いいたします。