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2023.05.01
アドネットワーク広告とは?特徴やメリットをチェック!
目次
- 複数の広告媒体に配信できる「アドネットワーク広告」とは?
- アドネットワーク広告の配信方法
- ターゲティング配信
- ノンターゲティング配信
- アドネットワーク広告のサービス
- Googleディスプレイネットワーク(GDN)
- Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)
- 楽天アドネットワーク
- LINE Ads Platform for Publishers
- BEYOND X
- MicroAd BLADE
- i-mobile Ad Network
- impAct
- アドネットワーク広告のメリットと注意したいデメリット
- アドネットワーク広告のメリット
- アドネットワーク広告のデメリット
- アドネットワークごとにシステムが異なる
- 意図しないWebサイトに掲載される可能性がある
- 広告が重複して配信される可能性がある
- 条件をふまえて最適なアドネットワークを選ぶことが重要
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多数のメディアに広告を配信したいときは、アドネットワークを通じて提携先の媒体に一元的に出稿できる「アドネットワーク広告」が役立ちます。
現在では、もはや欠かすことのできない広告配信システムとして知られていますが、効果的に運用するためにはアドネットワーク広告の特徴や各社のサービスの違いを理解しておかなければなりません。
複数の広告媒体に配信できる「アドネットワーク広告」とは?
アドネットワーク広告とは、複数の広告媒体によって作られたネットワークを通じて広告を配信するシステムのこと。アドネットワーク広告が登場する以前は、媒体それぞれの課金方法や入稿規定に沿って広告を出稿するのが一般的でした。さらに、媒体ごとに提供されるデータにもばらつきがあり、広告の効果を比較するのが難しい面があったのです。
そういった煩雑さを解消し、多数のメディアを「ひとつの媒体」として捉えられるようになったのが、アドネットワーク広告がもたらした最大のメリットといえるでしょう。
配信先はWebサイト、ソーシャルメディア、ブログなど多岐にわたりますが、その中からどのユーザーに向けてアプローチするのかといった配信方法を選択することもできます。
アドネットワーク広告の配信方法
ターゲティング配信
訪問履歴やメールアドレスなどの広告主が保有する情報、または年齢、性別、興味関心をはじめとしたアドネットワークが保有する情報を元に配信されます。
ノンターゲティング配信
配信先を指定せず、全媒体へ配信されます。
次に、主なアドネットワークのサービスを見てみましょう。
アドネットワーク広告のサービス
Googleディスプレイネットワーク(GDN)
Googleが提供する世界最大規模のアドネットワーク。配信先の対象はGoogle FinanceやBloggerなどのGoogle関連サイト(Google検索は除く)のほか、YouTube、食べログ、pixiv、livedoor、BIGLOBE、Ameba、Google AdSenseを利用している個人ブログにいたるまで200万以上のWebサイトと65万種類以上のアプリにのぼります。最低出稿金額などの制約がなく、導入しやすいのもメリットです。
Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)
Yahoo!ニュースやヤフオクをはじめとした自社運営サイトのほか、朝日新聞、毎日新聞、All About、NAVER、Amebaなど多彩な提携パートナー企業のWebサイトに広告を出稿することが可能。なお、広告配信先は法人のWebサイトに限られます。
楽天アドネットワーク
楽天株式会社の展開するアドネットワーク。楽天オーディエンスデータが基盤となっているため、楽天市場との相性の良い商材に最適といえます。
LINE Ads Platform for Publishers
2019年8月に登場したLINEのアドネットワーク。LINEのファミリーアプリはもちろん、AbemaTVやTikTokなど、4,600を超える外部アプリに広告を配信することができます。
BEYOND X
株式会社サイバー・コミュニケーションズが展開するアドネットワーク。DMP、RTB、PMP、IPM、3PASといった機能を活用した複合的なマーケティング施策が強みです。
MicroAd BLADE
株式会社マイクロアドの提供するアドネットワーク。国内最大規模のオーディエンスデータを元に高精度のターゲティングを実現。また、自社SSPのほか国内外に幅広い配信在庫を保有しています。
i-mobile Ad Network
提携企業とのデータのやり取りにより独自の配信手法を叶えるアドネットワーク。スマホ、PC、タブレット、モバイルを横断するマルチデバイス計測に対応しており、アプリならフルスクリーン広告が可能です。
impAct
女性向け、ビジネス系など、特定のジャンルを専門とした法人媒体に出稿できるアドネットワーク。専門性が高いWebサイトが参画しているため、自社の商品・サービスにマッチしたメディアを訪れるユーザーへの効果的なアプローチが叶います。
上記の通り、ひと口にアドネットワークといっても多数のサービスが展開されているため、その中から自社に合ったものを選ぶ必要があります。ターゲットとのマッチング、配信したい広告形態、予算とのバランスなどを比較した上で最適なアドネットワークを選定しましょう。
アドネットワーク広告のメリットと注意したいデメリット
今やネット広告の主流といっても過言ではないアドネットワーク広告にも、メリット・デメリットの両面があります。まずはメリットをおさらいしておきましょう。
アドネットワーク広告のメリット
・複数の媒体に一括で広告が配信でき手間が省ける
・ データを一元管理できるため予算管理や成果測定も容易
・アドネットワークごとのターゲティングを生かして目的に応じて使い分けできる
一方、下記のようなデメリットも挙げられます。
アドネットワーク広告のデメリット
アドネットワークごとにシステムが異なる
多数のメディアに一括で広告配信できるのがアドネットワーク広告の強みですが、課金形態、入札システム、ターゲティング手法などは利用するアドネットワークによって異なります。
意図しないWebサイトに掲載される可能性がある
配信先のメディアを選ぶことが難しいため、ターゲットにしていないWebサイトやブランドイメージを損ねるWebサイトに掲載されることもありえます。ただし、ほとんどのアドネットワークでは提携先のWebサイトがカテゴリー分類されているため、カテゴリーごとに広告を掲載するかどうかを選ぶことは可能です。
広告が重複して配信される可能性がある
複数のアドネットワークを利用すると、同じ媒体に広告が配信される可能性もあります。過度な露出はユーザーに嫌悪感を与える場合もあるため、注意が必要です。
条件をふまえて最適なアドネットワークを選ぶことが重要
アドネットワーク広告を活用する際は、自社の商品・サービス、広告を配信したい媒体、ターゲットなどの条件をふまえて最適なアドネットワークを選ぶことが重要です。
運用上の注意点もあるものの、上手く使えばより多くのユーザーに広告をアピールでき、大きな成果にもつながっていきます。ぜひ、検討してみてはいかがでしょうか。
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早川 勉
デジメーション株式会社 シニア・アソシエイト
WEB広告代理店に入社し、主に西日本エリアのメディア担当として大手から地場企業までを広くサポート。アクセス解析やデータ活用を中心に効果改善を図る。