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2023.06.20

DSP広告とは?特徴・種類を簡単解説

成果に繋げる広告運用先をお探しなら

その広告、売上につながっていますか?成果に繋げる方法からお伝えします。初めて広告する方やセカンドオピニオンなどお気軽にご相談ください。

まずは相談してみる

「自社の求めるユーザー層にアプローチしたい」

「工数を減らして広告配信をある程度自動化したい」

そんなときは「DSP広告」が役立ちます。しかし、導入の前に仕組みとメリット・デメリットを把握しておくことが不可欠です。

今回はそんなDSPとは?について
主なサービスとともに詳しくご紹介いたします。

広告を「人」単位で配信できる「DSP広告」とは?

DSP広告とは、DSPを通じて配信されるディスプレイ広告(バナー広告)のこと。

DSPはDemand Side Platform(デマンドサイドプラットフォーム)の略称で、広告効果をより高めたい広告主のためのプラットフォームを指します。

また、DSP広告はDSPとSSP(Supply Side Platform)と呼ばれるメディア側のプラットフォームとの連携で成り立っています。

広告出稿までの簡単な流れを見てみましょう。

DSP広告の配信ができるまで

1.ユーザーが広告枠のあるWebサイトを閲覧

2.性別、年代、興味などのユーザーの情報をもとに、WebサイトがSSPに広告表示のリクエストを送信

3.ユーザーに表示する広告を決めるオークションを行うようSSPから各DSPへリクエストを送信

4.各DSPの入札結果をSSPに送信

5.Webサイトが落札したDSPに広告配信のリクエストを送信

6.DSPからWebサイトに広告を配信

初期費用・月額費用ともに無料。ブロガーの登録数が多いため、個人メディアとマッチする商材または、そのサイト内で使用されることが見込まれる際に向いています。

また、ASPに登録されているWebサイトには主に下記の種類があります。

このように、広告掲載ごとにリアルタイムの入札が瞬時に行われる仕組みを「RTB(Real Time Bidding)」と呼びます。

従来の広告は「枠」単位で配信されるものがほとんどでしたが、DSP広告の登場によって「人」単位で配信できるようになりました。ターゲティングに基づき、一人ひとりのニーズに最適な広告を、よりシステマティックに広告の配信ができるようになったのが、DSP広告がもたらした最大のメリットです。

なお、サービスを提供する企業ごとに、CPC課金またはCPM課金といった課金方法の違いのほか、アルゴリズムによる自動型、人の手が入り柔軟に対応できる運用型などの違いもあります。

DSP広告の注意点。1社に絞って検証・改善していくことが重要

前述の通り、DSP広告のメリットとしては、広告を配信したいユーザーに的を絞ってアプローチできることが挙げられます。また、入札をはじめとした広告配信に関わる煩雑な工程を自動的に行ってくれるため、担当者の負担を大幅に減らすことができます。

その半面、ほとんどの場合、いつどのような媒体に広告が掲載されるのかわからなかったり、広告費以外にも初期費用などの料金がかさんだりと、デメリットもいくつか存在します。

そして、利用するDSPサービスによって、提携先の配信メディアや配信先であるユーザーの選定に大きな差があるという点も見逃せません。かといって、より多くのターゲットにアプローチしようとして複数のDSPサービスを利用すると、自社の広告同士で入札しあうなど、本末転倒の結果となってしまう恐れもあります。こうした問題点を避けつつDSP広告の成果を最大化するには、まずはDSPやSSPを1社ずつに絞って利用し、その効果を検証・改善していくことが重要といえるでしょう。

DSPサービスを選定する際のポイントも忘れずにチェックしておいてください。

DSPサービスを選ぶチェックポイント

・配信デバイスを確認する
DSPサービスの中には「PCだけ」「スマホだけ」など、デバイスが限定されているものがあります。出稿したい広告がどんなデバイスに向いているのかを考慮した上でサービスを選びましょう。

・ターゲティング条件を確認する
性別、年齢をはじめとした基本的部分はどのDSPサービスにも共通しますが、地域、年収、職種など、細かなターゲティング条件はサービスごとに異なります。

・連携先のSSPを確認する

例えば、男性向け商材にもかかわらず女性向けメディアしか連携していないなど、連携先のSSPによってはターゲットにリーチできない可能性があります。DSPサービスの配信先もあわせて確認しておきましょう。

以下が代表的なDSPサービスです。

代表的なDSPサービス

・FreakOut
評価が難しいブランド施策効果の数値化に優れており、国内最大級の広告枠在庫を抱えているため、より多くのユーザーに広告を配信することができます。ドメインマッチ、アトリビューション分析、レコメンドバナー配信機能などの機能面も充実しているほか、GoogleAnalyticsとも連携しています。

MicroAd BLADE
PCやスマホはもちろん、デジタルサイネージなどに配信することも可能。国内最大規模のオーディエンスデータを保有し、優れたターゲティング精度でマーケティングを行います。

・Logicad
手動運用型のDSP。初期費用、ランニングコスト、最低出稿金額が必要ない点が魅力です。

RMP-Trading Desk
楽天が提供しているため、国内最大級のECである楽天の会員データをはじめ、楽天グループが保有する多彩なデータに基づいたターゲティングができます。

・Criteo
Googleに次ぐ世界2位のリーチ数を誇るアドネットワーク。月間ユニークユーザー数4万以上の導入条件があります。

DSP広告は使い方を誤ってしまうと効果が期待できなくなる……

広告の費用対効果を高めつつ工数削減にもつながるDSP広告は頼もしい味方ではありますが、使い方を誤ってしまうとせっかくの効果が期待できなくなってしまうかもしれません。
ご紹介した注意点をはじめ、DSPサービスを選ぶ際は出稿したいデバイスに対応しているか、自社で設定したターゲティングが可能かどうかなどの条件を含め、自社に最適なものを利用しましょう。

>ディスプレイ広告について

>リスティング広告について

>SNS広告について

>純広告について

>LP・バナー制作について

>コンテンツマーケティングについて

>WEBコンサルティングについて

>ホームページ制作について

>SEOコンサルティングについて

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早川 勉

デジメーション株式会社 シニア・アソシエイト

WEB広告代理店に入社し、主に西日本エリアのメディア担当として大手から地場企業までを広くサポート。アクセス解析やデータ活用を中心に効果改善を図る。

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