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2024.06.12
復活してきたインバウンドマーケティング
目次
成果に繋げる広告運用先をお探しなら
その広告、売上につながっていますか?成果に繋げる方法からお伝えします。初めて広告する方やセカンドオピニオンなどお気軽にご相談ください。
インバウンド広告
インバウンド広告は、日本を訪れる外国人をターゲットとした広告のことです。
新型コロナウイルスの影響も徐々に緩和され、訪日外国人旅行者の数も右肩上がりで増加しております。
JNTO(日本政府観光局)の推計によると2023年1月の訪日外国人の数は1,497,300人で、前年同月比+8,327.9%でした。
今後さらに水際対策が緩和され、多くの企業が訪日外国人に対して、商品やサービスを認知させたいニーズが高まることが予想されています。
旅行先、ホテル、レジャー、グルメ等、日本を訪問する前や訪問中の情報収集手段として、WebサイトやSNSが占める割合も年々増加しています。
本記事では、インバウンド広告の中でも中国でのインフルエンサーマーケティングについて執筆させていただきます。
KOL施策とKOC施策
中国では、マスメディアや広告に関する信用度がそれほど高くなく、口コミが重要視される傾向があります。したがって、中国のデジタルマーケティングにおいて、インフルエンサーの存在が強い影響を与えています。
以下では、中国での2種類のインフルエンサーマーケティングについてご紹介させていただきます。
KOL(Key Opinion Leader)
ソーシャルメディア上で幅広いフォロワーを抱え、消費者の動向に大きな影響を与えるインフルエンサーのこと。
■メリット
- 拡散力がある
- ブランディングができる
- 専門領域を持っている
■デメリット
- 費用が高い
- 一過性の情報発信の可能性
KOC(Key Opinion Consumer)
一般消費者に近い存在であり、専門性やフォロワー数はKOLに劣るが、フォロワーとの関係が親密で信頼され影響力があるインフルエンサーのこと
■メリット
- 信憑性を高められる
- 費用が安い
■デメリット
- 拡散力が低い
- ビジネスとして発信している意識が低い
中国の方がよく利用するSNS
中国には、多くのSNS媒体があり目的に応じて使い分ける必要があります。
様々ある中で、今回はいくつかピックアップしてご紹介させていただきます。
2011年から提供されている中国最大級のチャットツールで、月間アクティブユーザーが12億人を超える。
言語数も20以上あり、200以上の国や地域で利用されている。
利用者の割合は、約73%が35歳以下の若年層で、利用するにあたりトレンドの傾向をより意識する必要がある。
また、LINEのように公式アカウントがあり、ユーザーと1対1で会話を行うことが可能。
RED(小紅書)
月間アクティブユーザーは2億人を超え、InstagramにAmazonのようなEC機能が付いた媒体。
口コミの投稿が活発で、画像・動画、テキストで宣伝可能。
若い女性に人気の媒体な為、ジャンルとしては、スキンケア、メイク、ファッション等に特に関心が集まっており、これらに関わる商品認知と相性が良い。
Tiktok(ドゥーイン)
2016年にリリースされた、若い世代に人気な媒体で、月間アクティブユーザーは6億人を超え国民の半分以上が利用している。
音楽に合わせた短い動画を投稿して共有可能で、個人やグループ間でのチャット機能の利用やショッピング機能も利用できる。
動画作成時は、最初の数秒とトレンドを意識することが肝心である。
2009年にリリースされた媒体で、月間アクティブユーザーは2億人を超える。
Twitterに似ており、140字以内の投稿とライブ配信も可能で、文字や動画で商品を宣伝できる。
年齢層は若年世代が中心で、フォロー関係なく投稿を閲覧することが可能で認知の幅が広がる。
最後に
新型コロナウイルスの影響も緩和され、訪日外国人の数も増加してきました。
そのような中で、インバウンド広告のニーズもかなり高まってきていると感じます。
インバウンド広告は、出稿難易度は高いですがターゲットとする国や地域のユーザーへ直接アプローチでき、訪日前、訪日中、訪日後の各段階での広告展開により効果を発揮します。
本記事でご紹介しましたインフルエンサーマーケティング以外にも、インバウンド広告では、リスティング広告や、ディスプレイネットワーク広告等、他にも様々な施策がございますのでまた別記事でご紹介させていただければと思います。
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早川 勉
デジメーション株式会社 シニア・アソシエイト
WEB広告代理店に入社し、主に西日本エリアのメディア担当として大手から地場企業までを広くサポート。アクセス解析やデータ活用を中心に効果改善を図る。