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2023.05.01

WEB広告の中でECサイト担当者がまず始めるべき費用対効果の高いWEB広告とは?

成果に繋げる広告運用先をお探しなら

その広告、売上につながっていますか?成果に繋げる方法からお伝えします。初めて広告する方やセカンドオピニオンなどお気軽にご相談ください。

まずは相談してみる

昨今、オンラインショップ、オンラインモール、ネットショップといった
eコマース(電子商取引)を目的としたECサイトを多くの企業様が導入しています。

最近では、配達業者や店舗を仲介して消費者に届けていた従来のビジネスモデルから
メーカーがECサイトを通じて直接消費者と取引するD2C(Direct to Consumer)も
出てくるなど注目を集めており、水面下での激しい競争が起こっています。

そんなECサイトを通じて売上を拡大するには、広告の出稿が欠かせませんが、
ネットの世界には数多くの広告が存在しており、

「集客のための有効なWEB広告は?」
「何から取り組めば良い?」

「費用対効果を高く保つには?」

といった悩みが、ECサイトを運用している方の間で後を絶ちません。

本記事では
ECサイト運用者の方のために、
売上拡大を目指した、即効性があり費用対効果の高いおススメのWEB広告の紹介していきます。

たとえあなたに専門的な知識がなくとも伝わるよう
わかりやすさにこだわったので、是非最後までお読みください。

ECサイトの売上拡大におススメのWEB広告4選

前提として、ECサイトは以下の式が成り立たないとどんな広告を実施しても成果が出にくいということはご理解ください。

重要なことは"どこを改善することができれば、投資対効果が出せるようになるポイントなのか?"です。

成果 = "広告文(≒広告文と画像)" × "サイト(LP)"

つまり、成果は"広告領域"とサイト(ページ)領域とに分かます。

この両面を改善していくことが一番成果が上がます。

それを踏まえて、結論、ECサイト運営にあたっておススメできるWEB広告は、以下の4つです。

・リスティング広告(Google広告・Yahoo広告)
・Googleショッピング広告
・リマーケティング広告
・SNS広告(Facebook・Instagram)

これら4つのWEB広告を選定した理由は、
その広告の特徴や、出向する媒体がECサイトと相性が良く
高い費用対効果が得られやすいためです。

WEB広告を導入するメリットとしては
自然アクセス数を増やすためには、SEO対策が必要不可欠になります。
ここで成果を出すには最低でも6カ月以上の中長期施策となりますが、他方でWEB広告は配信することで、短期間でアクセス数を増やすことができます。

取り扱う広告に関しては、1つに絞るのではなく
2つ以上を用いることでリスクを分配することをおススメします。
実施施策としての比較対象がないとやっている施策が良いのかが掴めないためです。


各広告の簡単な概要を以下の表にまとめました。

以下で順番に解説していきます。

リスティング広告

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!でユーザーが検索した結果に連動して上位に表示させることにより、集客を行う広告のことです。

検索キーワードに対する検索結果に連動することから、顕在的なユーザーへアプローチすることができるため、WEB広告界の中核的存在で最も扱われやすい広告です。

実は、あなたもよく目にしていて
Googleで何かを検索をした際に、スポンサーとついている上位表示されているページは
すべてリスティング広告です。

リスティング広告に発生する料金は
クリック課金制で、広告が表示するだけでは費用はかかりません。

費用は広告を出したいキーワードによって変動します。
価格感は、Google キーワードプランナーをというツールを用いることで、リスティング広告を出稿したいキーワードの競争力や1クリック当たりの料金目安を確認することができます。

例)中古車


リスティング広告の中のキーワード広告の特徴として
文面の修正、配信の停止・再開始が簡単に行えますが
テキスト形式のため、画像を用いたビジュアル訴求ができません。
検索される回数の多い人気のキーワードであればあるほど、1クリック当たりの料金は高い傾向にあるので、
お客様のもとに届けたい商品に対して、競合が多い場合は価格が高騰し、費用対効果が合わない場合が出てきます。

指名検索であれば、競争を気にすることなく
自社名をすでに知っているユーザーに対して、販売している商品を伝えることができるので
自社の認知(ブランド力)が高いECサイトと相性が抜群と言えます。

■メリット

・顕在層へのアプローチが可能
・短期間でアクセスを伸ばせる
・様々な訴求によるABテストが可能
・配信の停止・再開始がすぐにできる

■デメリット

・ビジュアル訴求ができない
・費用がかかる(広告出稿を止めると、それまでの広告経由からの流入もなくなる)
・細かな調整が必要なため運用に際して負担がかかる
・商品単価が低い場合は、利益になりずらい
・人気のキーワードの場合、クリック単価が高く費用対効果が合わない


Googleショッピング広告

Googleショッピング広告とは、Googleの検索結果の上部に商品の画像とテキストで表示される広告のことです。

前述したリスティング広告と同様に、GoogleやYahoo!でユーザーが検索した結果に連動して上位に表示させることにより、集客を行います。

リスティング広告では、商品の情報をテキストでしか伝えることができませんが、
Googleショッピング広告は、テキストに加え、商品の画像と価格を表示できます。
広告の表示面積が大きくユーザーの目につきやすいため、より視覚的に商品の情報をユーザーに伝えることが可能です。

加えて、出稿するキーワードが商品名や商品のジャンル名であることが多く、購入意欲の高いユーザーが接触しやすいため、費用対効果が合いやすのが特徴です。

広告を出稿するには、
Google Merchant Center(グーグル マーチャント センター)という、Google の広告管理システム(≒物流倉庫のイメージ)へ商品データを登録し、審査で承認されれば運用が開始されます。

運用が開始されると、検索結果や、検索結果に表示される「ショッピングタブ」を選択したときに商品情報が表示されるようになります。

この配信設定が手間で、時間がかかるために競合が少なくクリック単価が、リスティング広告に比べて安価であることが特徴です。

加えて、キーワードはGoogleが自動で設定してくれるので、配信の設定さえ終えてしまえれば、手間もかかりませんが、キーワードごとに単価が調整できず費用が見積りにくいという側面があります。
またこのキーワードはSEOにおいて、内部施策を実施することで広告表示回数を改善することでできるなど、SEOとも相性が良い取り組みになっています。


Googleショッピング広告には無料枠が存在するため、予算をかけずに広告を出稿することが可能です。
Google Merchant Centerに無料登録し、審査を通すことで出稿することができるので
まずはGoogleショッピング広告から始めてみることもおすすめです。


本格的な利用に際しては
ECサイト全体を俯瞰したうえで出稿を考えることが大切です。
1つの商品だけで利益を狙うのではなく、ユーザにECサイトの存在を認知してもらう
または、初回だけで終わるのではなく、リピート購入を促していくといった考え方を持てるか持てないかで
成果が大きく変わってくることでしょう。

ただ、こういったアクションを取るためには、数百万単位で予算を組む必要があり困難です。
そのため、Googleショッピング広告を利用している企業は、知名度と売り上げ規模の大きい会社であることが多いです。

このことから、商品数の多いECサイトとの親和性が高い広告だといえます。


■メリット

・画面の占有が大きく、目につきやすい
・購入意欲の高いユーザーを獲得しやすい
・クリック単価を抑えられる

■デメリット

・商品データの作成に時間がかかる
・キーワードごとの単価調整ができない
・ECサイト自体に商品が多くないと利益になりづらい

リマーケティング広告

リマーケティング広告とは、ディスプレイ広告の1種で、ECサイトに訪れたことのあるユーザーに限定して広告を配信することで、接触効果を高めることにより、販売を促す広告のことです。

大半のユーザーはECサイトを1度訪れただけでは、購入せずに離脱してしまいます。
「興味はあるけれども、買っていない」という見込み顧客がターゲットに絞って出稿ができるため、費用対効果が高くなりやすいです。

どういった仕組みで追従するこができるかというと
GoogleやYahoo!の広告管理画面で、リマーケティングタグを取得し、訪問したユーザーに対してCookieを付与することによりユーザーを特定しています。

※Cookieとは?
サイト閲覧を便利にするための仕組みのこと。Cookieを付与されたユーザーは、毎回IDやパスワードの入力をせずにログインができたり、一度サイトを離れても、再入場した際に離れた位置から表示されるようになる。
ユーザーにCookieを付与することで、買い物の履歴や、ユーザーの関心や話題などをWebサイト運用者側が知ることができるため、企業のマーケティングの解析にも大いに使われている。

これ以外の方法として、

ユーザーが過去に訪問した際に、WEBサイトで閲覧した商品とともに、関連度の高い商品の情報を含ませるといった、カスタマイズを施した広告を表示する動的リマーケティング。

自社サイトを訪問したことのあるユーザーが、検索エンジンやパートナーサイトで検索を行っているときに広告を表示させる検索広告向けリマーケティング。

といった手法ががあります。

1度訪れたユーザーだけに広告が表示されることから
ECサイトに対してアクセス数が多ければ多いほど、多数の成約が見込めるため
アクセス数の多いECサイトとの相性が抜群です。

ただし、この手法はCookieの使用方法が昨今、ユーザー保護の観点から使用できないなどの外部環境が変わってきていることもあるため、定期的に情報を収集して時代と共に手法を変更させていくことが必要になります。

■メリット

・1度離脱してしまった見込み顧客を呼び戻すことができる
・コンバージョン率が高く、成約1件当たりの広告費が下げやすい
・検討期間が長い商材は特に相性が良い

■デメリット

・配信設定が少し複雑で設定に時間がかかる
・効果を発揮するにはある程度、追客するユーザー数が必要
・新規顧客へのアプローチができない

メタ広告(Facebook・Instagram)

メタ広告とは、Meta社が運営を行うFacebookやInstagramに対して配信する広告を指します。
Google・Yahoo!のディスプレイ広告と近しい機能と広告のフォーマットを用いて発信することが基本的です。

Facebookは、ビジネスパーソンの男性を中心に、老若男女問わず幅広いユーザーが利用しており、ユーザーの属性から精度の高い多彩なターゲティングが可能です。

利用者の7割が女性で、35歳以下が75%を占めるinstagramでは

若者を中心に幅広いユーザーが多く、流行に左右されやすい商品が適しています。

設定が非常に簡単で、少ない費用ですぐに始めることが可能ですが
中高年がターゲットの場合は不向きになることが多く、過度な広告が前面に出てしまったために炎上やアカウントが使用できなくなるというリスクも持ち合わせています。

またメタ広告単体で成約につながることは少なく、メタ広告に関連したランディングページ(≒サイト領域)を用意し、購入をしてもらう導線を作る必要があります。

そのため、広告の文言や遷移先のランディングページの充実といった、クリエイティブによって成果が異なってくるので、文面やデザインのテストを繰り返し行う必要があります。

SNSはトレンドの影響を色濃く反映する特徴を持ち合わせていますし、拡散されることで大きな集客効果を期待できます。

このことから、扱っている商品が流行に乗っている場合は特におすすめの広告といえます。


■メリット

・拡散されることで大きな集客効果を期待できます。
・設定が簡単で少額から始められる
・若年層のターゲットに向いている

■デメリット

・クリエイティブの質の高さが成果に依存する
・中高年がターゲットの場合は不向き
・炎上のリスクが存在する

まとめ


ここまでお読みいただきありがとうございました。

ECサイト運用に有効なWEB広告は以下の4つです。

・リスティング広告
・Googleショッピング広告
・リマーケティング広告
・メタ広告


これら4つは先述した理由から
自身のECサイトの特徴にあったものを選ぶことで、高い費用対効果が見込めます。

1点注意していただきたいのは、広告だけが集客手法ではないということです。
予算が尽きたとなってしまっては本末転倒なので
WEB広告と同時並行でSEOを改善していき、広告に頼らない別の流入導線も強化することをお勧めします。

WEB広告しかり、デジタルマーケティングに正解はありません。

1つの広告に1点張りするのではなく、バランスよく費用を分配してリスクマネジメントを行いましょう。

また、WEB広告を始めるとなった際は
周りがやっているからやるのではなく、確かな根拠を持って、お客様のもとに届けたい商材にマッチした広告選びが大切です。

ご案内

>SEOコンサルティングについて

>リスティング広告について

>コンテンツマーケティング・記事制作について

>サイト制作について

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